皆さん、仏壇って何でしょう?
死んだ人が入るお家?
正解です。
しかし、それだけでは無いですよ。
最近は、少し常識が捩れて来ております。
良く耳にするのは
「まだ、家は誰も亡くなってないから仏壇は要らん」
「長男が見てるから要らん。」
「実家にあるから要らん。」
「家は無宗教やから要らん。」
こんな感じの内容を耳にします。
皆さん、仏壇は必要ですよ。
ある本には、こう書いてます。
【仏壇の無い家は家ではない。それは小屋だ。】と
そこまでは思いませんが。
先ず、日本人の半数以上が仏教徒だと思います。まぁ神道やキリスト教徒の方もいらっしゃいますが。
今日の仏教を大きく別けると
天台宗・真言宗・浄土宗・真宗(西・東)・禅宗(曹洞宗・臨済宗)があります。
各宗派毎に本尊さんが御座います。
阿弥陀如来(座・立ち)・釈迦如来・大日如来等々です。
仏壇は、その各宗派に則った本尊さんを安置する場所でもあります。
そう言った意味合いで考えれば、誰かが亡くなる亡くならないは関係無いと言えるでしょう。
例えば、次男さんなら、その方からの歴史が始まります。その時の仏壇は先祖代々の位牌等を用意したり、本尊さんを迎えてお奉りします。そしてその後に誰かがお亡くなりになれば、新たにお位牌を作り、安置致します。その流れを息子(長男)が受け継ぎ、孫・曾孫と続きます。(次男さん・三男さんにとっても、先祖は先祖ですから同じです。)
その受け継がれて来た歴史や未来が目に見えて判る場所、それが仏壇です。
それを理解すれば、人が亡くなる・長男じゃない・実家にある は理由にならなくなります。
では、無宗派・無宗教の方は?
考え方はいくつかあるでしょう。
代々の無宗教でしょうか?
無宗教なのは本人だけで、自分の先祖は仏教・神道・キリスト教等に属してたのでは無いでしょうか?
葬儀等は、どうされましたか?
何もしませんでしたか?
先祖に戒名ありませんか?
戒名があれば、無宗教では御座いません。間違い無く仏教徒です。先祖の供養は仏教に則って行うべきです。そう言った意味でも仏壇は必要です。
自分以降、無宗派・無宗教になる場合は、本人が生きている間に先祖の供養や面倒を寺院等にお願いして、永代供養を済ませましょう。そして、周りに自分は無宗教なので死んだ場合は何もしないでくれとの旨を伝えておきましょう。そうすれば、無宗教・無宗派になります。(恐らく、無宗教・無宗派と仰られてる方の殆どが面倒なので、そう言ってる場合が多いですが。)
昨今、お仏壇は敬遠される一方です。
もう少し自分が生きている事に感謝しましょう。
自分が何故生まれて来れたかを考え、先祖に感謝しましょう。
そしてその感謝の気持ちを持つ事の大切さを次の世代に教えてあげましょう。
それを伝えて行ける場所、それが仏壇です。
勿論、自分のやり方があるとは思います。
しかし、古の昔から先祖の供養の仕方を考え受け継がれて来たのが仏教です。
そして、各宗派毎に厳しい修行を乗り越えて先祖を供養してくれるのが僧侶です。
自分の方法での供養も良いですが、専門家に任せるのが最適だと思います。
皆さん、最近何に感謝しましたか?
何に手を合わせましたか?
現代で手を合わせる事って、食事位ですよね?
昔は、もっと色々な物・事に感謝し手を合わせてました。
手を合わせる習慣が薄れていくのは、感謝の気持ちが無くなってきているのと比例してると思います。
望むものが何でも簡単に手に入る現代社会で、あえて手を合わせ感謝する気持ちを大切にするって何か格好良いと思いませんか?
まぁ格好良いかは別としても、それは凄く大切な事だと言うのは、皆さんも気付いてると思いますよ。
長々とスイマセンでした。この文は一個人の考えです。たまには、こんなぶっちゃけトークもありかな?と思い、書きました。
気分を害した方が居られるのであれば申し訳無いです。
又、私も勉強不足なのと、偏った考えで内容が構成されてるかもしれません。
その分に関しては、何卒ご理解頂き、温かい目で見て頂ければ幸いに思います。
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